業務時間内での勉強会、はじめました。

こんにちは。キラメックスでTechAcademyジュニアの開発をしている蟹です。 今回は、社内勉強会について、(個人的に)少しだけ面白い形式のものを始めたので、そちらについて書いていきたいと思います。

目次

はじめに

技術本の読書、どうしてますか?1人/輪読、社内/外、業務時間内/外、とりあえず積ん読、、、皆様色々とあると思います。 また、通読となるとなかなか難しいですよね。

自分も(積ん読多めで)色々とあるのですが、タイトルの通り社内で業務時間内での勉強会を最近始めてみたので、その経緯・実施・効果感想などをお話したいと思います。何かしら皆様の参考になれば幸いです。

経緯

まず、前提として自分は輪読・セミナー・勉強会が好き(セミナー形式は強制力と正しい理解を与えてくれる、と信じています)な人間です。 今回紹介する勉強会の前にも、業務時間外で 体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版 | SBクリエイティブ (通称『徳丸本』)の典型的な(各々で準備してきて発表する)形式の輪読を行っていました。

そして今回、また新たな形で始めようと思ったのは、先日2021/3/3に行われた DeNA TechCon 2021 - 技術の力で事業の未来をリードする - の、以下のセッションを試聴したのがキッカケでした。

techcon.dena.com

こちら、アーカイブも見れますので(執筆当時2021/4/16現在)、そちらを見ていただきたいのですが、個人的に気になった箇所を抜粋しますと

  • DeNAでは社内勉強会がたくさん。ある事業部の開発3人でのチーム内勉強会を紹介
  • 目的:リモートでのコミュニケーション、チーム全体/個人の技術力向上(特にジュニアエンジニア)
  • 頻度:週4, 5回、業務時間内、1回40分
  • 形式:事前準備なし、その場で音読、気になる部分があれば即中断しコード読んだり書いたりする
  • 成果:目的の達成 + 即プロダクトの改善にも繋がっている!
  • 開催/継続のコツ:業務時間内でやること、事業部(プロダクトオーナー)の理解を得ること

といった内容です。 特に「頻度と形式のところが面白いな」と感じ、「これウチもやりたい!!!!」と、気付いたら事業部・開発のメンバーに向けての資料(上記の箇条書き程度)を作り始めていました。

上記の箇条書きをほぼそのまま伝え、各事業部すんなりOKも貰えて、メンバーも集まったので、1週間後(3/11)には勉強会が無事スタート。

実施

ほぼ上のセッションと同じですが、キラメックスではこんな感じでやっています。

  • メンバー:ジュニアエンジニア3名、シニアエンジニア2名の計5名
    • キラメックスでは事業部ごとにエンジニアが付いていますが、今回は事業部横断のメンバーとなっています。
  • 頻度:週2回、業務時間内、1回60分、
    • 頻度は週2回に落とし、その分1回の時間を少し長くしています。
  • 形式:事前準備なし、その場で音読、気になる部分があれば即中断しコード読んだり書いたりする

頻度の 業務時間内 と形式の 事前準備なし、その場で音読 がこだわり(パクリ)ポイントです。

また、輪読する本は「Ruby on Rails 5アプリケーションプログラミング」(山田祥寛)にしました。 キラメックスのサーバーサイドでは、 Ruby on Rails を使っており、本の候補は色々ありましたが、相談してこちらにしました。

Ruby on Rails 5アプリケーションプログラミング:書籍案内|技術評論社gihyo.jp

やってみての効果・感想

感想

  • 楽しいです。
  • シニアのメンバーに色々聞けるので、一人だけやジュニアだけで読むより理解が捗ります
  • 普段やってる仕事(事業部)が異なり、リモート状況下で絡みが少なくなっていたメンバーとも、和気あいあいとした雰囲気で色々話せておりいい感じです。

成果

  • 本の進捗としては、1回10〜20ページ程度、開始から1ヶ月で150ページほど進みました。
  • メンバーの技術力も少しずつ上がっている気がします。
  • 開発組織の、事業部を横断した横のコミュニケーションも活性化。
  • また、プロダクトのコードと照らし合わせて読むことで、既存コードの理解や、修正箇所の発見が進んでいます。

おわりに

上の形の勉強会、オススメです。 皆様(特にジュニアエンジニアの方?)も是非、社内でやってみてください、当記事がその一助になれば嬉しく思います。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。それでは、ここで失礼致します。